ラズパイでパケットキャプチャ
概要
ESP32 の動作確認のためにパケットキャプチャできる環境をラズパイで構築したのでその覚書
目的
ESP32 が期待通りにパケットを出力しているか、および家電・スマホアプリの間でどのような通信が行われているのかの確認
方針
ルーターでパケットキャプチャできれば簡単なのですが、普通の家庭用ルーターにそんな機能は無いので、 代わりにラズパイをWifiブリッジとして動作させてパケットキャプチャすることにしました。 有線接続機器間のパケットキャプチャは必要ないので非対応です。(有線LANアダプタ使えばできますが)
やったこと
- SSH/VNC 有効化
- USB-Ethernet アダプタ接続 (リモート接続用)
- Ethernet 2本ともルーターに接続
- eth1 (USB-Ethernet) を固定IP化
- wireshark をインストール
- hostapd をインストール
- 公式ドキュメント Setting up a Bridged Wireless Access Point を参考にブリッジ設定
そのほか
- 固定IPにするには /etc/dhcpcd.conf を修正
- /etc/network/interfaces を修正しろとかいう情報は古い
- ディスプレイ無しで運用するなら /boot/config.txt にある #hdmi_force_hotplug=1 をコメントアウトしないとVNC接続できても画面が映らない
- UltraVNC Viewer では認証不能で VNC 接続できなかった、RealVNC Viewer なら接続できた
- hostapd をブリッジが準備できる前に実行すると失敗する
- ブリッジを作るのに bridge-utils をインストールしろとかいう情報は古い
参考
- Setting up a Bridged Wireless Access Point https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/configuration.html#setting-up-a-bridged-wireless-access-point